ページトップに戻る

エアパス工法の仕組み

エアパス工法2 エアパス工法の仕組み

夏冬ともに、過度の冷暖房に頼らず、快適に過ごすことができるエアパス工法。 機械を使わずに健やかな室内環境を実現するその仕組みを解説します。

夏の空気の流れ

太陽熱によって暖められた通気層の空気は、上昇気流によって、小屋換気口から外へ排出される。また上昇気流は、床下換気口から夜のうちに取り入れた冷風も引き上げて行きわたらせる。熱気を排出し、ため込まないため、室内は自然な涼しさに保たれる。

1.空気取り入れ口

上昇気流、下降気流ともに通す穴。空気取入口はエアパスダンパーとセットで取り付けられる。

空気取入口のイメージ

2.仕切り胴縁・通気胴縁

外壁材を支える胴縁を、一定のパターンで配置している。空気はこの間を通ることで、隅々までまんべんなく行きわたる。

3.仕切り胴縁・通気胴縁

弁がついた特殊な形をしており、上昇気流(内側から外側)だけを通し下降気流は通さない。また、弁の開閉軸を斜めにすることで遅い気流でも開閉するようになっている。1軒につき100~130個取り付けられる。

仕切り胴縁・通気胴縁のイメージ

4.断熱材(ポリスチレンフォーム)

柱と間柱の間に断熱材を施工する独自の外断熱工法は、外壁材の保持力低下、釘やねじが外気の熱を伝える等の従来の外断熱工法の弱点をカバーするほか、施工の合理化によりコストダウンも。断熱材は回収・リサイクルが可能。

5.小屋換気口

上昇する熱気を逃がすため小屋裏のいちばん高い所につくられる。開閉は押入の中など目立たない場所に設置したワイヤーを引いて行う。

小屋換気口のイメージ

6.床下換気口

夏季は涼しい外気を取り入れるために、床下にある換気口を手動で開ける。床下換気口、小屋換気口ともに、開けるのは5月上旬が目安。

床下換気口のイメージ

冬の空気の流れ

1.小屋換気口

冬季は閉じて、暖かい空気を逃がさず封じこめる。

2.床下換気口

冬季は、熱を外に逃がさないよう閉じる。小屋換気口とともに、10月中旬を目安に閉じる。

昼間、太陽光を受ける面の外側通気層の空気は暖まって上昇し、太陽光を受けない側の冷えた空気は下降する。この冷えた外側の通気層の下降気流が内側通気層に入るのを、逆止弁がついたエアパスダンパーが防ぐ。停滞した空気層は断熱効果を助け、建物を暖める。

※イラストはエアパス工法の仕組みをわかりやすく示したもので、実際の住宅とは異なります。また図示の都合上、エアパスダンパー、空気取入口の取り付け位置と数は実際と異なります。