エコ住宅のつくり手たち
押入れの内装まで無垢材という贅沢さ

四季工房のエアパスの家は、地域産の無垢材でつくられます。 柱、梁などの構造材はもちろん、床板や壁材などのどこにも合板は使わず、全て厚みのある無垢板。 家の中に使う木は、無垢材でこそ、湿気を調整してくれたり、傷ついてもそれがやがて味わいに変わったりというメリットがあります。 普通は高くて使えないといえあれる国産材をこれほどふんだんに使った家が、なぜ坪単価50万円台からと、相場並のリーズナブルさで提供できるのか。 その秘密は「造作材の自社加工」にあったのです。 四季工房では、柱梁などの構造材の製材は外部の業者さんに任せ、板材、造作材はすべて自社工場で乾燥、加工、オイル塗料までして仕上げます。
作業工程は、まず製材屋さんから原料がくると、屋外で桟積みして自然乾燥させます。 それを乾燥機にかけてさらに乾燥させ、成型加工します。 その後等級分けし、節の多い材は押入れの床、壁、天井材へ回します。押入れの中まで無垢材、というのも四季工房の一つの売りなのです。
さらに機械でカンナがけし、天然のオスモカラーで塗料、ラックに積んで乾燥させれば完成、出荷となります。

試行錯誤を重ね、独自の技術で乾燥、加工

かくして自社加工場にて、床材、壁材、天井材、屋根垂木、押入れの内装材という、すべての造作材を毎日、コンスタントに生産できるため、コストを最小限に抑えられ、無垢の木でできた贅沢な家を、リーズナブルに提供できるというわけです。 では、加工は実際、どのように行われているのか。 四季工房の加工場を訪れ、職人さんたちに話を聞いてみました。
「加工場をもっている工務店はほかにもありますが、だいたは構造材のプレカット工場です。 四季工房は柱、梁を現場で大工さんが一本一本手で刻むため、プレカット工場はありません。 逆に造作材を乾燥、加工するのは難しいため、自社工場をもっている工務店は少ないのです。
私たちも最初は随分失敗しましたが、試行錯誤を重ね、独自の技術で床や壁、天井材を自社生産できるようになったのです」。

---他の工務店と比べてどんな点でやりがいを感じますか?
「他社はほとんど、木と木を金物でつないだり、ツーバイフォー工法だったりするから、現場で金槌や鋸をつかわないらしいね。 ボンド、ドライバー、ハンマーで家が建っちゃうから、素人でも親方になれるそうですよ」。

生きている木を扱う難しさとやりがい

「四季工房では一本一本、木を見ながら仕事をするから、職人が創意工夫する余地がある。 職人が生き生きと仕事をしているのが、四季工房のいちばんの特色だと思う」。 「木はどれも、一枚一枚違うところが面白いんです。
曲がったり節があったり、動いたりするから難しい。
建ってからも収縮しますからね。 でも扱うのに苦労するのは、木自体が生きている証拠。 そこに温もりがあるんですね」。

--- この加工場のある敷地内には、展示場と、さまざまなイベントが催される「ゆいの郷」もありますが、職人さんがお客さんと接する機会もありますか?
「毎年9月に感謝デーのイベントがあって、これまでの建て主さんも大勢来るのですが、『うちの家、よく出来たよ!』『床がいい色になってきた』などと感想を言ってもらえるのがうれしいですね」。 機械でカンナがけされ、オスモカラーで塗って仕上げられたヒノキやスギの板は一枚一枚厚みがあり、色や木目がとてもきれいです。
木のいい香りがぷうんと漂う加工場。
この板たちが皆さんの家の床や壁に一つ一つ収まっていくのかと思うと、なんだか感動的ですらある・・・などと実感した、加工場取材でした。

 
株式会社 四季工房
東北本社:郡山市南ニ丁目84番地
TEL.024-937-6351
仙台支店:仙台市青葉区中山吉成1-17-23
TEL.022-277-9831
福島支店:福島市東中央2-11ー1 
TEL.024-535-5091
いわき営業所:いわき市鹿島町走熊字
小神山69-1 
TEL.0246-46-2636

東京本社:武蔵野市吉祥寺南町三丁目
1番6号 小田急バス吉祥寺ビル5F
TEL.0422-26-8322
宇都宮支店:宇都宮市西川田町40番地8 
TEL.028-684-2571
さいたま支店:さいたま市南区大谷口
766番地3 
TEL.048-813-6021
WASSA エアパスグループ