
私共四季工房では、国産材を使って家をつくることが、日本の山を活性化させ自然を守り育てることにつながると信じ、今回の「日本の木の祭り」&「感謝祭」を始めとした、さまざまなイベントを通してユーザーの皆様にも理解を求めてきました。そして、それは全国的に広がりをみせ、地域工務店の合言葉のように定着してきました。
しかし最近になり、「国産材が不足し、供給が間に合わない」と言う声も聞かれるようになり、国産材の需要と供給のバランスに変化が出てきたように思います。
私は今、前号までに述べたように、木材を「適期伐採」と「天然乾燥」という本来あるべき姿に戻そうとして、特に松材の確保のため、岩手の地に何度も足を運んでいます。その地で最近、製材業者の方からよく耳にするのは、「製材する原木を集めようとしても、以前のように集まらなくなった」「高くても良いから今ある木材を売ってくれと言われた」などです。
また、大手商社が資金力に物を言わせ、パルプや合板用に赤松や唐松を集めているという噂もあります。樹種にもよりますが、すでに山側では、「日本の木が売れなくて困っている」という、これまでの図式が崩れつつあります。私も今後この傾向が続くという見方をしています。
この先、中国の旺盛な木材需要が影響し、急速に国産材の需要が増えて、建築用の木材が高騰していく可能性があると思われます。
それどころか、本来建築材として使われるべき立派な原木まで、合板や紙の材料になってしまい、建築用の木材が手に入らなくなることも考えられます。
ある程度の価格上昇はやむを得ないとしても、日本の木をできるだけ建築材として利用し、私共が目指している、「将来全て再利用を可能にする建築」も一層進めていく必要があると思います。
貴重な赤松はましてのことだと思います。
株式会社四季工房代表取締役。
1951年、福島県生まれ。農業高校卒業後、農業に従事。 23歳でレストランを経営。30歳で住宅業界へ進出。 日本伝統工法のすばらしさに感銘を受け、独自の「エアパス工法」と100%国産材の注文住宅に特化し
「日本の家づくりは、地域工務店の手で」をスローガンに、 エアパスグループを創設、本部長を務める。
・時代の変化に即応して住宅の新ラインナップを発表しました
・木造総合ゼネコン業を目指して
・今後ますます「四季工房」を皆様に愛され夢のある会社にしていきます
・何が本当のエコか?U
・何が本当のエコか?
・「昔は良かったのに」と言われることが一番くやしい!
・味わいがあって住む程に愛着がわいてくる家とは!?
・すべての物が値上がりする時代だからこそ
・カーボンオフセットの家づくりを目指して
・「建設業の明日を拓く先導者たち」の取材を受けて
・オールアース住宅への取り組み
・四季工房環境社会報告書2007に対する第三者意見のご紹介
・地球温暖化対策は工務店が先兵となるべき
・第6回「日本の木の祭り&感謝祭」を終えて
・サステイナブル社会に向けた取組み
・お施主様にも協力していただく新たなリサイクルの取組み
・ずっとこれからも「顧客密着主義」
・大工さん旅行を終えて
・植林ボランティアを終えて
・6%の施主様の満足のために
・会社が成長するということ
・工期の差はコストの差
・本物を追求する
・住宅建材の質的転換がはじまった
・新年のスタートにあたって
・中国の木材需要が日本にも影響か?
・木の家が危ない!国産材 無垢の木の...
・工期の差はコストの差 工期短縮の意義
・家づくりから豊かな人間関係を育む!
・家づくりを通して社会に貢献できること
・エコロジーな暮らしのすすめ
・受注棟数が増えても決して質は落とさない
・雇用を創造する(3)
・雇用を創造する(2)
・雇用を創造する(1)
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