伐採した木はすぐ山から運び出すのではなく、葉を付けたままその場に寝かせる「葉枯
らし」をします。葉枯らしの期間は約3ヵ月。葉を付けたままにするのは、葉の蒸散作用
で乾燥を促進させるため。材の色艶がよくなり、重量も軽くなるため、結果的に運び出す
際の運賃も安くなります。また、雨さらしにすることにより、渋が抜けます。
葉枯らしは3ヵ月という時間が必要で、その分コストにはね返ってしまうため、流通してい
る材にはほとんど見られませんし、住宅会社で採用しているのはごくわずかです。



伐採した木はすぐ山から運び出すのではなく、葉を付けたままその場に寝かせる「葉枯
らし」をします。葉枯らしの期間は約3ヵ月。葉を付けたままにするのは、葉の蒸散作用
で乾燥を促進させるため。材の色艶がよくなり、重量も軽くなるため、結果的に運び出す
際の運賃も安くなります。また、雨さらしにすることにより、渋が抜けます。
葉枯らしは3ヵ月という時間が必要で、その分コストにはね返ってしまうため、流通してい
る材にはほとんど見られませんし、住宅会社で採用しているのはごくわずかです。

葉枯らし乾燥
葉枯らし期間を終えると、山で木の枝を落とし、丸太を柱や床材など、使う長さに合わせ て切ります。一般的に、木は「歩留まり」が悪いとされます。立っている状態からすると木 は最終的に2割程度しか使われないため、55年という歳月と手間、人件費をかけて育てて も、売った時に儲けがほとんど出ないのです。55年経った直径30cmほどの丸太一本の 値段が約千円、売り主には大根一本ほどの儲けにもならない、などと言われるのもその ためです。伐る業者と使う業者が乖離していて、目的に合った長さで売られていないため、 無駄が多くなるのも原価が下がってしまう原因の一つです。 四季工房では一般的な長さにせず、用途に合った適切な長さに切ることで、無駄が出な いようにしています。

玉切り
切った木を山からトラックで運び出します。葉枯らししたことで軽くなった材は一度により多くの材が運べるため、輸送エネルギーも削減できます

丸太を製材所に運び、皮を剥きます。その後「粗挽き(あらびき)」と呼ばれる最初の製材を行います。
一般的な木はこの段階で防カビ剤のプールに浸けられるのが普通です。防虫処理される場合もあります。
しかし四季工房で使う木は防カビ、防虫などの薬剤処理を一切しません。冬の適期のみに伐採することによって、カビや虫の発生しない材に仕上げているからです。
一般に流通している木材は一年中伐られるため、カビや虫が発生しやすい状態にあり、その危険性をなくすためにあらかじめ全ての材を薬剤処理してしまうのです。

皮剥き
製材