次に杉を接合したアルミ枠にガラスを組み込んでサッシとして完成させます。
まずガラスメーカーより仕入れた原板を2枚使ってペアガラスをつくります。エピソード杉のペアガラスは空気層12mm、アルゴンガスを注入したもので、高断熱のⅠ地区(北海道)仕様です。
 特筆すべきは、2枚のガラスの間に挟まれたシール材。ペアガラス発祥の地、北米の会社まで製造過程を見学に行き、輸入を決めたという高品質のものです。日本の平均的なペアガラスの気密性は10年が目安。しかしこのシール材は中に防湿シートを挟んで水蒸気をバリアする特殊な製法のため、40年という長い年月気密性を保ちます。
 さらにアルゴンガスを充填することで断熱性が2割アップ、結露を防ぎます。
 こうしてつくった高気密高断熱のペアガラスに4つの桟をビスで留め、仕上げます。

 

できあがったエピソード杉のサッシは、納品するまで汚れないよう杉部分に養生テープを貼ります。養生テープは特注。デリケートな無垢の杉板に貼っても接着剤が残らないものです。
 丁寧に養生されたエピソード杉が、現場に納品されます。

 

現場に運ばれたエピソード杉は、窓に取り付けられます。杉の無垢板は柔らかいためキズ付きやすく、反りが生じるので、長く使ううちに交換が必要になることがあります。メンテナンスの過程で交換が必要になれば現場で分解、杉のパーツを交換します。

 

現場にセットされたサッシの杉部分に汚れを防ぐオイルを塗装します。オイルは植物原料のプラネットカラー。自然塗装仕上げされると、漸くエピソード杉が完成します。