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新築の外壁の色は?選び方や失敗しないための注意点を詳しく解説

新築住宅を建てるとき、外壁の色決めで悩むケースは多いのではないでしょうか。

新築の外壁は、家の外観全体の印象を左右する重要なポイントです。

今回は、新築の外壁の色を選ぶ際のポイントについて、詳しく解説していきます。

そもそも新築の外壁の素材とは

そもそも、新築の外壁の素材には、どのようなものがあるのでしょうか。

  • ・タイル
  • ・モルタル
  • ・サイディング
  • ・レンガ
  • ・ALC

上記5つの種類に分けて紹介していきます。

タイル

タイルは、高級感やデザイン性の高い印象を好む場合におすすめの素材です。

立体感が出るだけでなく、色の組み合わせによってアレンジしやすいというメリットもあります。

モルタル

モルタルは、水と砂とセメントを混ぜ合わせたものです。

モルタルを使用することで、外壁の質感を活かしたおしゃれな仕上がりになります。

また、火事や地震に強い素材ともいえるので、防災面を重視して選ばれるケースも少なくありません。

サイディング

サイディングは、木質や樹脂、金属など、複数の種類の素材があり、家の外側に貼り付けるようにして仕上げます。

色や柄などのバリエーションが豊富で、好みに合った外壁デザインを実現させやすい素材といえるでしょう。

家の外観のデザインに強い理想やこだわりを持っている人におすすめです。

レンガ

レンガは、家の外観を洋風な雰囲気にしたい人におすすめです。

複数の色のレンガを組み合わせることで、より高級感がありデザイン性の高い雰囲気を作り出せます。

ALC

ALCは、コンクリートによって外壁を仕上げる素材です。

耐熱性と耐火性の両方において優れているため、災害時に建物を守ってくれる力を持っています。

また、素材自体が非常に軽いので、家本体への負担が抑えられる点も魅力です。

新築の外壁の色7選

ここでは、新築の外壁の色について、おすすめの7パターンを紹介していきます。

  • ・ホワイト
  • ・グレー
  • ・ベージュ
  • ・ブラウン
  • ・ネイビー
  • ・ブラック
  • ・ツートーンカラー

それぞれの外壁の色の特徴を押さえて紹介するので、外壁の色選びの参考にしてみてください。

ホワイト

ホワイトの外壁は、家全体が明るく清潔感のある雰囲気になります。

どんな街並みにも自然に溶け込むカラーなので、周辺の雰囲気との調和にも困りません。

ただし、汚れが目立ちやすい色ともいえるため、入居後も定期的にメンテナンスしましょう。

グレー

グレーの外壁にすると、品のある落ち着いた印象の外観になります。また、汚れが目立ちにくいという点においても人気が高いカラーです。

周辺環境も考慮し、汚れが付きやすい立地の場合や、できるだけメンテナンスの手間を減らしたい場合は、グレーの外壁を検討してみましょう。

ベージュ

ベージュは、家庭的で穏やかな印象をもたらすカラーで、世代や性別を問わず好まれています。

和風と洋風のどちらにも合わせやすく、人気の和モダンテイストの家にも選ばれやすいカラーです。

全体がベージュ1色ではシンプルすぎると感じる場合は、ベランダなどの一部分のみほかの色を取り入れるなど、工夫してみましょう。

ブラウン

ブラウンは、木の色を連想させるカラーでもあるため、自然を感じられる落ち着いた雰囲気の外観になります。

古風な趣のある印象にしたい人におすすめです。

ネイビー

ネイビーの外壁は、シックで落ち着いた印象を持つと同時に、鮮やかで明るい印象も兼ね備えていて、おしゃれな家の色として人気があります。

ホワイト系の明るいカラーと組み合わせると、よりデザイン性が増して魅力的な外観になるのでおすすめです。

ブラック

ブラックの外壁の家は、シックで高級感溢れる雰囲気を醸し出します。

引き締まった印象のかっこいい外観を好む人におすすめです。

外壁全体が暗い印象になるのが気になる場合は、部分的に明るいカラーを取り入れ組み合わせてみましょう。

ツートーンカラー

外壁に2つの色を使うツートーンカラーは、よりオリジナリティを楽しめるのでおすすめです。

1階部分と2階部分で色を分けたり、ベランダ部分のみ色分けしたり、デザインの仕方はさまざまあります。

色同士のバランスを考えながら、ツートーンカラーの外壁も検討してみましょう。

新築の外壁の色の選び方4選

新築の外壁の色は、どのような選び方をすれば良いのでしょうか。

  • ・どんなテーマの外観にするか決める
  • ・汚れの目立ちにくさから選ぶ
  • ・サッシ・ドア・屋根などの色のバランスを考える
  • ・近隣住宅の外壁の色を考慮する

上記4つのポイントが重要になるので、1つずつ詳しく見ていきましょう。

どんなテーマの外観にするか決める

外壁の色を選ぶ際は、どんなテーマの外観にするか決めることから始めましょう。

例えば、洋風で優雅な雰囲気や、落ち着いていてモダンな雰囲気など、外観のテーマを決めることで、テーマに合う外壁の色が見つけやすくなります。

実際の家の外観をイメージしながら、理想のテーマと色を決めていきましょう。

汚れの目立ちにくさから選ぶ

汚れの目立ちにくさを重視して選ぶのも1つの方法です。

外壁の色によって、汚れの目立ちにくさは大きく変わります。

入居後のメンテナンスの負担をできる限り軽減したい場合は、汚れが目立ちにくいグレー系の色合いを中心に検討してみましょう。

サッシ・ドア・屋根などの色のバランスを考える

窓サッシや玄関ドア、屋根などの色とのバランスを考えて外壁の色を選ぶことはとても重要です。

家の外観をおしゃれにするには、外壁の色のみでなく、サッシやドアなどの色も含めた全体的なバランスを考慮しましょう。

少し離れた視点から見た全体像をイメージすることがポイントです。

近隣住宅の外壁の色を考慮する

外壁の色を決める際は、近隣住宅の外壁の色も考慮するようにしましょう。

近隣住宅の雰囲気を考慮せずに外壁の色を決めてしまうと、実際に家が建ったときに周りから浮いた印象になってしまう可能性が考えられます。

周辺の雰囲気との違和感がないように、事前に近隣住宅の外壁を確認しておくようにしましょう。

新築の外壁の色で失敗しないための注意点4つ

新築の外壁の色で失敗しないために、以下の4つの点に注意しましょう。

  • ・面積効果に注意する
  • ・景観ガイドラインが定められていないか確認する
  • ・カラーシミュレーションで色のイメージを掴む
  • ・ツヤや影による見え方の違いを意識する

1つずつ詳しく解説していきます。

面積効果に注意する

家の外壁の色を決める際は、面積効果に注意しましょう。

面積効果とは、面積の広さによって色の見え方が変わってくることです。

例えば、ホワイト系の明るめの色の場合、面積が広いほどより明るく見える効果があり、反対にブラック系の暗めの色では、面積が広いほどより暗く見えます。

手元の資料だけでは面積効果を考慮することが難しいケースも多いので、予め頭に入れておきましょう。

景観ガイドラインが定められていないか確認する

家を建てる地域によっては、景観ガイドラインが定められている場合があるので、事前に確認しておきましょう。

景観ガイドラインとは、街並み全体の景観を保つために定められている規定で、外壁の色が制限されるケースがあります。

事前に制限がないか確認してから、外壁の色を決めるようにしましょう。

カラーシミュレーションで色のイメージを掴む

カラーシミュレーションを利用して、よりリアルな色のイメージを掴みましょう。

家の形状や外観のデザインを選んで、外壁の色をシミュレーションできるサイトは複数あります。

そのため、積極的に活用してイメージしながら色を決めることが望ましいです。

ツヤや影による見え方の違いを意識する

ツヤや影による実際の見え方の違いを意識することは、外壁の色選びにおいて重要なポイントです。

外壁の素材によるツヤの感じや、影によって色の見え方が異なることはよくあり、パンフレットなどの資料のみでは判断できないケースも少なくありません。

思い浮かべていた色とのギャップで後悔しないためにも、実際の見え方の違いも意識して色を選ぶように心がけましょう。

新築の外壁に関するよくある質問

ここでは、新築の外壁に関するよくある質問を3つ紹介します。

  • ・外壁で色褪せしにくい色はある?
  • ・外壁で汚れが目立ちにくい色は?
  • ・色確認のために試し塗りしてもらうことは可能?

それぞれの回答と合わせて見ていきましょう。

外壁で色褪せしにくい色はある?

色褪せしにくい色の特徴は、落ち着いたトーンであることです。

例えば、ベージュ系やグレー系などの外壁は、年数が経っても色褪せしにくいのが魅力の1つです。

逆に、赤や黄色などの鮮やかな色は、色褪せしやすい特徴があるので注意しましょう。

外壁で汚れが目立ちにくい色は?

外壁で汚れが目立ちにくい色は、いわゆる中間色であるグレー系です。

砂やコケなどが付いても外壁の色に馴染んで目立ちにくいため、外壁のメンテナンスは楽になります。

明るいホワイト系の外壁は、汚れが目立ちやすくなるので注意しましょう。

色確認のために試し塗りしてもらうことは可能?

外壁塗装を依頼する業者にもよりますが、試し塗りが可能なケースはあります。

色確認のために試し塗りをしてもらう場合は、全体の印象が掴めるように、できるだけ広めの面積を試し塗りしてもらいましょう。

また、試し塗りした際は、日中と夕方、晴れの日と雨の日など、明るさによる色の見え方の違いも確認しておくことをおすすめします。

新築の外壁の色からつくりたい家のイメージを膨らませよう

住宅模型とまとめ

新築の外壁の色は、家の外観全体の印象を決める重要な要素になります。

つくりたい家のイメージを膨らませて、好みの外壁の色を決めていきましょう。

四季工房では、お客様が希望するイメージを大切にしながら、家づくりのお手伝いをいたしております。新築住宅をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。