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注文住宅の外構工事で失敗しないポイントは?費用相場や流れも解説

この記事では、注文住宅の外構工事で失敗しないポイントについて解説していきます。

マイホーム購入を検討している人のなかには、外構工事の費用や詳細などを十分に把握できていない人も多くいます。

間取りや内装、住宅性能にこだわる人は多くても、外構工事のことを後回しにしてしまいがちです。

この記事では、注文住宅の外構工事で失敗しないポイントに加えて、費用相場や流れも解説します。

注文住宅の外構工事を未だ検討しきれていない人はぜひ最後までお読みください。

【この記事でわかること】
・そもそも注文住宅の外構工事とは?
・注文住宅の外構工事で失敗しないためのポイント5選
・注文住宅における外構工事の一般的な費用相場
・注文住宅における外構工事の流れ

そもそも注文住宅の外構工事とは?

そもそも注文住宅の外構工事とは?

外構とは、住宅外部の空間を整えるための工事やデザインを指します。

つまり、庭や駐車スペース、玄関までのアプローチなどのことです。

ここでは、以下の2つのポイントに分けて紹介します。

・外構の種類
・外構工事の内容

それぞれ見ていきましょう。

外構の種類

注文住宅における外構の種類は、主に以下の3つです。

外構の種類特徴メリット
クローズド外構フェンスや塀を設置し、住宅内部や庭を見えにくくする
日本の住宅に多い
通行人からの視線を遮る
子供の安全性を確保できる
オープン外構フェンスや塀などを設けず開放的な空間を演出する
欧米の住宅に多い
工事費用を抑えられる
開放感を演出できる
周囲の景観に溶け込みやすい
セミクローズド外構敷地の一部を囲ったり、高さを抑えたりするタイプ開放感と安全性の両方を確保できる
デザインの自由度が高い

3種類の大きな違いは、安全性と開放感の2つにあるといえます。

外構工事の内容

外構工事の内容は、以下が挙げられます。

・塀、フェンス
・アプローチ
・駐車・駐輪スペース
・植栽
・庭、ガーデン
・物置
・表札、ポスト、インターホン
・ウッドデッキ
・テラス、ガーデンルーム
・砂利、除草シート

後回しにしがちな外構工事ですが、検討すべき項目は多く存在します。

住宅の印象を左右する工事であるため、資金計画は外構工事まで十分に検討しましょう。

注文住宅の外構工事で失敗しないためのポイント5選

注文住宅の外構工事で失敗しないためのポイント5選

ここでは、注文住宅の外構工事で失敗しないためのポイントを5つ紹介します。

・周囲の環境を考慮して配置する
・色やデザインは家の外観や周辺の街並みに合わせる
・駐車スペースの広さは車のサイズや台数を考慮する
・メンテナンスのしやすさを考慮する
・プライバシー・防犯面も考慮する

それぞれ見ていきましょう。

周囲の環境を考慮して配置する

外構工事で庭を設置する際は、周囲の建物や自然環境に調和するよう外構の配置を考えることが大切です。

例えば、日当たりや風通しを損なわないような樹木の配置や、隣地との距離を適切にとることで、住まいと周囲の調和を図れます。

色やデザインは家の外観や周辺の街並みに合わせる

外構の色やデザインは、家の外観や周辺の街並みに合わせることが重要です。

例えば、周囲の建物にシンプルなデザインが多い場合、派手な外構は周辺環境と調和せず、違和感が生じるケースがあります。

外構の色やデザインを統一することで、住まい全体の印象が良くなるでしょう。

駐車スペースの広さは車のサイズや台数を考慮する

駐車スペースの広さは、車のサイズや台数を考慮しなければなりません。

駐車スペースが十分にない場合、乗り降りに時間がかかるのはもちろん、買い物した際などに出し入れしにくくなります。

また、玄関までに距離があると雨に濡れてしまうおそれがあるため注意しましょう。

メンテナンスのしやすさを考慮する

注文住宅では庭でガーデニングを楽しみたい人もいますが、その際はメンテナンスのしやすさを考慮しましょう。

枯れ葉や花びらがあると掃除が大変になり、害虫が発生すると近隣住民から苦情が来るおそれもあります。

メンテナンスに時間をかけたくない人は、砂利ではなくコンクリートで塗装するのも1つの選択肢です。

プライバシー・防犯面も考慮する

外構工事の際は、プライバシーや防犯面にも考慮しましょう。

予算不足によりフェンスや塀を設置しなかった場合、近隣に住む子供が勝手に敷地内に入ってきてしまうこともあります。

夏場にバーベキューや水遊びをしたくても周囲の目線が気になるでしょう。

また、街灯が少ない場合は防犯面に不安があるため、外構照明やセンサーライトなどの設置を検討しましょう。

注文住宅における外構工事の一般的な費用相場

注文住宅における外構工事の一般的な費用相場

注文住宅を建てる際は、建築本体価格、付帯工事費、諸費用の3つの費用がかかります。

外構工事は付帯工事費に含まれ、建物本体価格には含まれません。

ここでは、注文住宅における外構工事の一般的な費用相場を紹介します。

・新築の場合の費用相場
・リフォームの場合の費用相場
・費用を抑える方法
・メンテナンスのしやすさを考慮する

順番に見ていきましょう。

新築の場合の費用相場

外構工事にかかる費用は、住宅にかかる費用全体の約10%といわれています。

そのため、総費用が3,000万円であれば、外構工事費は300万円程度かかるといえるでしょう。

内容や依頼先などによって総額は異なりますが、項目別の費用相場は以下のとおりです。

項目費用相場
門周り(門扉・門塀・ポスト・表札)15~30万円
玄関アプローチ10~15万円
塀やフェンス40~100万円
ガレージ・カーポート・駐車場50~100万円
50万円~

必要な項目と、必要ではないが欲しい項目に分けて、優先順位の高いものを予算内で採用しましょう。

リフォームの場合の費用相場

リフォームにおいても、規模によってかかる費用が異なります。

以下に、費用別に可能な工事をまとめています。

費用可能な工事
100万円未満門扉の交換・カーポートの設置・アプローチの工事・フェンスや塀の設置
手すりやスロープの設置・庭の植栽・バルコニー、ベランダの修繕など
100万円以上外構全体のリフォームなど

庭含め全体をリフォームする場合は100万円を超えることもあれば、フェンスのみでは数万円で足りることもあります。

費用を抑える方法

外構工事の費用を抑えるためには、デザインをシンプルにしたり、複数の工事を同時に実施したりするなどの方法があります。

また、砂利の敷き詰めやフェンスの設置、タイルの張り替えなどは簡単なDIYで対応できるため、試してみるとよいでしょう。

注文住宅における外構工事の流れ

注文住宅における外構工事の流れ

以下に、注文住宅における外構工事の流れを簡単にまとめています。

・外構工事を行う会社を探す
・現地調査を行う
・希望条件を基に外構プラン作成や見積もりを依頼する
・依頼先を決めたら外構工事請負契約を結ぶ
・建物が完成したら外構工事が始まる
・仕上がりを確認し工事代金を清算後、引き渡しを受ける

外構工事は、専門の会社にも建築会社にも依頼できます。自分の住宅の建築会社に依頼する場合は、外構工事を行う会社を探す必要はありません。

注文住宅のおしゃれな外構づくりなら四季工房

注文住宅のおしゃれな外構づくりなら四季工房

注文住宅における外構工事には3種類あります。予算やデザイン、安全性、周辺環境に応じて希望の種類を選択しましょう。

また、外構工事は後回しにしやすい分、失敗しやすいポイントでもあります。

利便性や防犯面、メンテナンスのしやすさなどをトータルで検討し、理想の外構を実現させましょう。

四季工房では、周囲の自然と共生した外構づくりが可能です。

四季工房の施工実例の1つである『周囲の自然と共生する平屋住まい』では、外構に豊かな自然を設けて、家のどこにいても自然を眺められる空間になっています。

外構工事を検討している方や自然に溢れる外構づくりがしたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。

お問い合わせ – 福島の注文住宅、自然素材の家なら株式会社四季工房