実例集

四季工房で建てた実績を一部紹介します。

OBの広場
家を建てた会社が「寄り添ってくれている」という幸せを感じて暮らしています。

〈伊達郡国見町〉黒田武さん・恭子さん

東北道国見インターを降りてすぐに広がる黒田さんの果樹園。穏やかに陽を浴びたリンゴが収穫を待って薄く赤らんでいました。リンゴはもちろん桃やサクランボも甘くて評判なんだそうです。ちょっとシャイな奥様(恭子さん)と共にお話を伺いました。18年前に四季工房が建てたお住まいはリビングの大きな吹き抜けが開放的です。

 今でも「おりじん」をお読みになりますか。

恭子:もちろん欠かさず読みます。(家を建てて)もう18年も経っているのに今だに「おりじん」や各種サービス券を送ってくれるので「忘れられていないんだなあ」と嬉しいです。
武:家を建てた後は「どうですか?」なんて電話をくれるものの、次第にそれも無くなるのが普通でしょう。それに比べ四季工房さんは今でも気にしてくれ、つながりを実感しています。

 18年前四季工房に決めた理由は。

恭子:それまでは昔の農家の造りだったので「そろそろ」と思っていた時、四季工房のセミナーに参加する機会がありました。「夏涼しく冬暖かい家」に惹かれ、その旨をアンケートに記入した直後営業の方から連絡があり、野崎社長と共にお出でになった早業にとにかくビックリしました。
武:何回も足を運んでくれてすごい熱弁だったよな。目をまん丸にして…。

 それは今もそのままです…。
 ところで住み心地は如何ですか。

恭子:さすがに家族の状況が18年も経てば建てた時とは違います。今はリフォームのことを時々話題にしています。今度改めて来てください。(同行の佐藤明子さん〈四季工房福島〉大きく頷く)

 ところで武さんは農業一筋ですか?

武:そのつもりで農業高校を卒業したのですが、それでいいのかという葛藤があって地元大学の経済学部に進みました。当時は農業以外の職業を選べないわけでもなかったのですが、祖父や父が守った「土地や畑とのつながり」を自分が簡単に切れないという思いで農業を継ぐ道を選択しました。

 それが26歳の時の決断ですね。
 今はどんな思いをお持ちなのでしょうか。

武:農業は自然との共存です。リンゴの季節は眠れない夜が続きます。無事収穫をするまではとてつもなく長いトンネルを歩いているよう。勿論やり甲斐もたくさんありますよ。単純作業に見えて農業は日々ステージアップができます。どんな小さなことでも自分でやり遂げなければならないことは苦しみでもあり、その何倍もの喜びを得られます。だから作物が無事にお客様に届いた時の「任務を遂行できた!」という満足感は言葉では言い表せません。
恭子:(キッパリと)農業が無くなったらどこの国もダメになってしまうでしょう。だから誰かがやらなきゃいけない。農業人口が減少している今、それをずっとやり続けているこの人は偉いと思うの。(武さんのお顔がパッと輝きました)

私たち(カメラマンを加え3人)はお土産にリンゴジュースを戴きました。リンゴ果汁100%の自然な甘さが喉を通る度、黒田家に吹いていた爽やかな風を思い出しました。
(リポート/望月由美子)